関西アーバン銀行は大阪府を地盤とした第二地方銀行ですが、比較的新しく、2004年に関西銀行と関西さわやか銀行が合併することで誕生しました。
さらに2010年にはびわこ銀行とも合併したことで、びわこ銀行の営業基盤だった滋賀県にもネットワークを展開しています。
大阪 滋賀 京都の信用保証協会と提携 信用保証協会融資
関西アーバン銀行では、大阪府と連携して地元の中小企業の資金面での応援を積極的に行っています。その中の一つに、大阪府金融機関提案型融資制度があります。
大阪府にある中小企業の中でも成長分野で事業を行っている、これから事業立ち上げの予定のある所に融資をするビジネスローンの一種です。
借金することに抵抗感を抱く事業者もいるかもしれません。しかし大阪府と連携しているといわれると、安心して申し込めるのではないでしょうか。
こちらの金融機関では、信用保証協会融資制度も取り扱っています。大阪府のほかにも滋賀県や京都府などほかの自治体の信用保証協会融資にも対応しています。担保を付けた場合最大2億円・無担保の場合でも8000万円までの貸し付けに対応しています。事業資金や運営資金を調達するにあたって、当面必要な資金を賄えるでしょう。
多様化する中小企業の事業資金融資 特定社債 マル保私募債保証制度
さらに多様な資金調達を希望する事業者のために、特定社債保証制度があります。特定社債とは、債券を発行して特定少数の投資家に売却することで資金調達する方法です。
中小企業が長期的な資金調達をする場合にこのような方式をとることがあります。関西アーバン銀行では資金繰りに困っている中小企業をこのような形でサポートしています。
流動資産を担保にする ABL 流動資産担保融資制度
ABLと呼ばれるビジネスローンも用意しています。ABLとは流動資産担保融資制度のことで、棚卸資産や売掛債権を担保として資金融資を行うシステムです。
このようにいくつか事業資金調達の方法を用意しています。どれに申し込めばいいか分からないのであれば、窓口で担当者に相談してみるといいでしょう。
関西広域のネットワークを生かして皆さんの事業をサポート
関西アーバン銀行は大阪だけでなく、関西全域のネットワークを有しています。その太いパイプの中で事業サポートを実施しています。
例えば産学連携支援のサービスがあります。大学や高専などの教育研究機関と一緒になって技術開発を進めていきたいという事業者のために、教育機関の紹介を実施しています。
このような別の機関と連携することで、独自では限界のあった技術開発の幅を広げられるかもしれません。
さらに本店には「地方創生支援室」を設置しています。こちらは地域経済の活性化のために新事業・新産業をサポートするための部署です。
事業を進めるための専門的なアドバイスのほかにも、公的補助金や地方自治体の制度融資などの情報を保有し、事業者のために必要な情報を提供しています。
また申請をする場合にはその手続きのサポートも行っています。
ビジネスチャンス拡大のためには、取引先や得意先の開拓も経営者の大きな課題の一つです。しかし自力でネットワークを広げるのには限界もあるでしょう。
関西アーバン銀行の情報ネットワークを活用して、ビジネスマッチングサービスも手掛けています。
皆さんがどのような取引先を求めているのか、ニーズをヒアリングしたうえで適していると思われる企業を紹介してくれます。
[記事執筆時の情報(銀行②)]
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