ファクタリング

ファクタリング会社の選び方・注意点

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目次
1. ファクタリング会社の選び方
① 信用で選ぶ
② 契約形態で選ぶ
③ 費用で選ぶ
④ 入金日・取扱金額で選ぶ
⑤ 対応の丁寧さ・説明のわかりやすさで選ぶ
2. ファクタリング会社を選ぶときの注意点
① 悪徳事業者や詐欺に注意
② 2社間ファクタリングの契約内容に注意
3. まとめ

1. ファクタリング会社の選び方

ファクタリング会社は銀行系・ノンバンク系・ファクタリング専門会社があり、かかる費用、審査のやり方など様々です。しかしこのファクタリング会社がオススメ!ということは一概には言えず、利用する会社の事情によって、自社に合ったファクタリング会社を選ぶことが重要です。判断材料となる5つのポイントについて以下に記します。

① 信用で選ぶ

信用とは何でしょうか?企業同士が取引を始める場合、財務状態や、支払いの確かさなど信用して取引を始めます。これを与信と呼びます。

ファクタリング会社を選ぶときにも財務状況を確認できる場合には確認したほうが良いでしょう。ただ、なかなかファクタリング会社で財務状況を公表しているところは少ないのが現状です。そんなときには銀行系・ノンバンク系のファクタリング会社であれば親会社が上場している場合がほとんどなので、親会社のHPなどでIR情報から連結財務諸表をチェックし安全度を確認するのが良いでしょう。

ファクタリング専門会社を選ぶ場合にはコンタクトを取ってみて実績や実際のフローの確認でしっかり業務の仕組が出来上がっているのかを確認し信用調査に変えましょう。尚、帝国データバンクなどの信用調査会社で調べることもできます。

② 契約形態で選ぶ
ファクタリングの契約形態には大きく2つあります。2社間ファクタリングと3社間ファクタリングです。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングのイメージ図

    2社間ファクタリングはファクタリング利用会社が売掛債権をファクタリング会社に売却して代金を得たのち、ファクタリング利用会社が取引先から売掛債権を回収し、ファクタリング会社に支払いをします。対して3社間ファクタリングはファクタリング利用会社が売掛債権をファクタリング会社に売却し、代金を得、ファクタリング会社が売掛金を回収するというスキームです。

契約を選ぶポイントはどちらのファクタリングを利用するかによって手数料や掛け目といった費用が変わってくる点、3社間ファクタリングは売掛先を巻き込んだ契約になること、2社間ファクタリングではファクタリング利用会社とファクタリング会社との契約になる点です。

③ 費用で選ぶ
2社間ファクタリングか3社間ファクタリングかによって手数料や掛け目は変わってきますが一般的には3社間ファクタリングの方が手数料は安く済みます。2社間ファクタリングの場合ファクタリング会社はファクタリング利用会社の売上が確定した時点で売掛金相当分を支払い、ファクタリング利用会社の売掛金の回収期限が到来した後にファクタリング利用会社から回収します。対して3社間ファクタリングの場合にはファクタリング会社が直接売掛先から回収するためファクタリング利用会社の倒産などファクタリング会社のリスクがなくなるためです。

同じ2社間ファクタリング、3社間ファクタリングでもファクタリング会社によって費用が違います。銀行系・ノンバンク系のファクタリング会社の方がファクタリング専門会社より一般的に手数料や掛け目は安いとされています。その代わり銀行系・ノンバンク系のファクタリング会社はリスクを抑えるためが審査が厳しいということもあるので自社に合ったファクタリング会社を選びましょう。

④ 入金日・取扱金額で選ぶ

入金日や取扱金額もファクタリング会社を選ぶときのポイントです。申込からどのぐらいでまとまった資金が欲しいのか、売上確定からどのぐらいで資金が欲しいのかなどを検討したうえでファクタリング会社にスケジュールを確認しましょう。

また、取扱金額もファクタリング会社によって全然違います。いきなり1億円のファクタリングを利用したいとしても承認されるとは限りませんのでファクタリング会社に確認しましょう。取扱金額は実績に応じて増やしていくというファクタリング会社もあるようです。資金需要の大きくないときから少額でファクタリングを利用していくというのも一つの手段になります。

⑤ 対応の丁寧さ・説明のわかりやすさで選ぶ
◎きちんと疑問・質問に回答してくれるか
◎スケジュールをしっかり説明してくれるか
◎利用上の注意点などを説明してくれるか

など、金融機関ですからファクタリング会社には説明責任があります。しっかりと果たしてくれる会社を選びましょう。

2. ファクタリング会社を選ぶときの注意点
① 悪徳事業者や詐欺に注意

ファクタリング会社の中には契約前に費用をきちんと伝えないところもあります。口頭だけで費用提示して実際に契約した後は高額な費用を請求されることもあるので紙などで提示してもらうようにしましょう。

中にはHPのみで事務所がない業者、契約書の控えをくれない会社などビジネスの基本を無視するような業者もありますが、まともな金融機関とは言えませんのでこういった会社は選ばないようにしてください。

売掛相当額の振込についてもまともなファクタリング会社であれば売掛先の入金日に合わせて振込を行ってくれるはずです。振込日が月によってバラバラだったり、入金日が相当にズレている場合には気をつけてください。

A社(2ヶ月サイト) B社(1.5ヶ月サイト)
12月31日
1月15日
1月31日 ◎売上確定 ◎売上確定
2月15日 ファクタリング会社からの
入金日
2月28日 ファクタリング会社からの
入金日
3月15日 本来の売掛金入金日
3月31日 本来の売掛金入金日

② 2社間ファクタリングの契約内容に注意

2社間ファクタリングの場合には債権譲渡登記が条件になっている場合があります。
債権譲渡登記とはファクタリングによって売掛債権をファクタリング利用会社からファクタリング会社へ譲渡したということを証明するための登記です。売掛先に知られたくなくて2社間ファクタリングにしたのに債権譲渡登記をしてさらに登記をしたことを売掛先企業に通知するというファクタリング会社もありトラブルになる事例があるため注意が必要です。

また、債権譲渡登記の費用についても法外な価格を提示してくるところがありますので費用にも注意しましょう。

3.まとめ

◎自社に合った契約内容になっているか契約前に再度確認してください。
◎費用の総額を契約前に確認して、複数のファクタリング会社を比較しましょう。
◎売掛金のサイクルと入金のサイクルが合っているかを確認しましょう。
◎通常のビジネス、金融会社との取引で起こり得ないことはないかをチェックしましょう。
◎ファクタリング会社の信用度をチェックすることは自分の身を守ることに繋がります。

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