プロミスの自営者カードローン
会社つとめの場合と異なり、自営者というものは、収入が安定しません。さらに、とりわけ個人事業主である場合には、屋号というものも存在しない場合もあり、それにともなって看板なども存在せず、アパートやマンションの一室で、もくもくと作業に打ち込む、といった形態が、珍しくありません。
以上のような条件から、自営者というのは、金融機関からの融資というものを、受けにくいという側面があります。場合によっては、パートやアルバイトや主婦(夫)などよりも、融資が受けにくいのです。
パートやアルバイトは、勤務先に在籍確認をとることができますから、一応、収入の安定性をみることができますし、主婦(夫)の場合は、いわばその配偶者の収入を、担保にとるようなものですから、融資をすることができるのです。
けれど、個人事業主は、そうもいきません。確定申告書や、青色申告決算書だけでなく、事業実態を示す発注書等の書類もいりますから、会社勤めの労働者がカードローンを申し込む場合とは大きな違いです。すでに成功していて、収入に余裕がある場合なら堂々と事業実態を証明できるでしょうけど。
これが被雇用者であれば、運転免許証や保険証などの本人確認書類1枚だけで申し込めるのですから、自営者のカードローン申請は、なかなかに困難をきわめます。
そのように、カードローン申請に不利な立場に立たされてしまう自営者をフォローする目的で、大手消費者金融業者であるSMBCコンシューマーファイナンスは、その有名なプロミスブランドにおいて「自営者カードローン」という商品を販売しています。
では、この「自営者カードローン」というのは、いったい、どのような商品なのでしょうか。本サイトでは、このプロミス自営者カードローンの商品の中身を、自営者カードローンの基礎知識などを交えながら、じっくり、たっぷり、解説していきたいと思います。
自営をされている皆さんは、ぜひ、参考になさってください。自営だからといってカードローンの申請を、あきらめる必要は、ないのです。
プロミス自営者カードローン 30項目
自営者とカードローン
- 事業性融資と総量規制について
- 消費者金融というものについて
- SMBCコンシューマーファイナンスはどんな会社?
- 内職収入があれば自営者?
- 自営者と法人経営者って異なるの?
- なぜ、自営者向けという特別枠があるのか?
- 通常カードローンと自営者カードローンの違いとは
プロミス自営者カードローンの特徴・審査内容と申込み
- プロミス自営者カードローンのメリット
- プロミス自営者カードローンのデメリット
- プロミス自営者カードローンの申し込み手順
- プロミス自営者カードローンに担保は要るの?
- プロミス自営者カードローンの審査
- 自営者カードローンのネックは在籍確認
- プロミス自営者カードローンへの必要書類
- 事業実態を「疎明」する書類とは?
- プロミス自営者カードローンの金利は?
- プロミス自営者カードローンの極度額について
- プロミス自営者カードローンの使途は自由?
- プロミス自営者カードローンの返済方式は?
自営業者でもOKのカードローンと事業性資金ビジネスローン会社
- 自営業者が申し込めるその他カードローン
- 信用金庫の自営者カードローンとの比較
- ビジネクストの自営者カードローンとの比較
- オリックスクレジットの自営者カードローンとの比較
- オーナーズセレクトカードの自営者カードローンとの比較
- アイフルの自営者カードローンとの比較
- オリコの自営者カードローンとの比較
自営業者の借入・返済・債務など
- プロミス自営者カードローンの支払いが遅れた場合
- 自営者の多重債務はリスクが大きい
- 自営者で多重債務におちったときの最善策
- 自営者は借りにくいけれども、ヤミ金はきつい
SMBCコンシューマーファイナンスのプロミス
プロミス自営者ローンの「プロミス」というのは、かつては消費者金融業者の名称そのものでありましたが、2012年にその名称がSMBCコンシューマーファイナンスに変更されました。ただ、人々に知れ渡っているプロミスという名称は、キャッシング商品の名称として、今後も継続して用いられることになっているのです。
なぜプロミスがSMBCコンシューマーファイナンスへと名称を変更したのかといえば、旧プロミスが、同年の4月1日に大手メガバンクである三井住友銀行の持ち株会社、三井住友フィナンシャルグループの子会社となったためです。
このことを受けての名称変更ということになりますが、察するには、会社名はSMBC(スミトモ・ミツイ・バンキング・コーポレーション)を掲げ、三井住友銀行の色を出しつつも、商品名は1963年以来、その会社名に含まれている「プロミス」の知名度を引き継ぐという両面戦略なのでしょう。
資産規模において三菱UFJフィナンシャルグループに次いで国内2位である三井住友フィナンシャルグループの子会社となることで、借り入れをする利用者にとっても、非常に安心感と安定感のある消費者金融として、プロミスというブランドが映るようになっています。健全、堅実なイメージへと転換されていきましたね。
銀行側としても、これまで手を出してこなかった一大市場である個人向け融資産業に向けて、一躍乗り出すチャンスでもあります。内需大国・個人消費大国日本において、SMBCコンシューマーファイナンスの今後の展開が期待されるところです。